2021/01/11 13:01
新年あけましておめでとうございます。
このブログ機能というもの、読んでいただけるのかわかりませんがやってみます。
初めてこのブランドに出会った人に少しでも好感を持っていただけるよう工夫が必要なのです。
できることをやろうと思っています。
初めてのブログですが今回はタイトル通り
DDNDZ RECORD と HOUSE DATE
について書いていきます。
今年一発目のデザインがDDNDZ RECORDさんとのコラボということで、
思いも募るもので言葉にすればダラダラと話したくなってしまったので、
お時間頂戴いたします。
DDNDZ RECORD と HOUSE DATE
僕とDDNDZ RECORDレーベル主宰の鈴木さん(以後、鈴木さん)との出会いはとある中野のライブハウス。
僕が生まれて初めてバンドを組んで歌をうたう記念すべき日が初めましてなのだ。
当時、下北沢に住んでいた鈴木さんは実家からさくらんぼが届けば呼んでくれたっけ。
時には一緒にそうめんなんかを食べたりしてさ。
次の日、鈴木さんだけがお腹を壊してしまったようで、鈴木さんから電話がかかってきた。
「お腹大丈夫でしたか?」と、
焦った様子で僕の体調には変化がないことを確認すると安心していました。
僕の一つ上のお兄さんなのですがかわいらしいく優しい人。
僕は鈴木さんは色んな世界を見せてくれる人で、
ディスクユニオンである曽我部恵一や倉内太のライブに誘ってくれたり、
BARイベントなんかも一緒に行ったな。
フジロッ久(仮)のライブでダイブした鈴木さんのスニーカーが
ボーカルの藤原さんのマイクスタンドに引っかかってたの。今でも鮮明に記憶に残っている。
東京から山形へ帰ることになった鈴木さんは
東京を出る最後の日にその足で船に乗って世界旅行1年ほどの世界旅行へ旅立っていくというので、
お見送りをしようということになったのに船が出港する時間にギリギリ間に合わず、
船着場へ走って向かっている時、「ボー!!」っと汽笛がなるのが聞こえてきて、
(もう間に合わない!もう会えない・・・)
そう思ったら涙が溢れてきてきてとにかく感謝を伝えなきゃ!と繋がるかわからない電話をかけた。
1回目かけたけど繋がらない。
船が見えてきたけど、どんどん遠ざかっていくなか、
見送ることができなくて自分を悔やんでいた時、鈴木さんから折り返しの電話がかかってきた!!
「今、船見えてます!会って見送ることができなくてすみません!本当に今までありがとうございました!」
僕は泣きながら水平線の方に舵をとる船に向かって叫んだ。
「望月さん!!オレンジのビニール傘です!!」
オレンジのビニール傘を開いて振ってくれて、ここにいるよ。と教えてくれた。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになって、オレンジの小さくなってくビニール傘を見送った。
ごめんなさいとありがとうを連発したお別れになった。
鈴木さんの旅が終わって帰ってくるのは東京ではなく山形だ。
もう鈴木さんはいつものように下北沢へ呼び出してくれることもない。
お別れは寂しいものだ。
僕は当たり前にあったものが、なくなってしまった穴から目を背けようとした。
あれから7.8年経つんだろう。
山形へ遊びに行くこともあれば、東京に来た時にうちに泊まって未来の話をしたりしている。
銀杏BOYZのアルバムが出たら、電話でお互いに感想を言いあったり、
何で泣けたか!最近のおすすめ音楽は?と他愛もない話ができている。
そして、今回はお互いにDDNDZ RECORD と HOUSE DATEという活動の中で
鈴木さんと一緒に何かをやっているということが僕は幸せだ。
あの日、銀杏BOYZがつなげてくれた
僕たちは今もまだ旅の途中・・・