2022/09/10 02:37

コーヒーが苦手だった私がコーヒーを愛しいと思えるようになった一番の理由は、過程に恋をしたからです。

コーヒーが大好きになる日は突然やってきます。


自分探しの旅の途中、ピアノの先生をしているおばあちゃんと出会い、

はじめて会ったばかりなのに、その瞬間から意気投合していろんな話をしました。

そんなおばあちゃんがおいしいコーヒー淹れてあげるわとおっしゃって。


私はコーヒーが苦手だったけど、このおばあちゃんが淹れてくれるコーヒーを飲みたいと思ったのです。

おばあちゃんのピアノに対しての愛を強く感じました。


自分の生活スペースは炬燵周りとキッチン周りの通路のみ。

グランドピアノ、エレクトーン、キーボードのための部屋があった。

おばあちゃんは、このピアノたちのためにここで生活をしているんだ。


『こだわり=愛』


のような言葉にしたら陳腐になってしまうけど、そのような感動が溢れた記憶がある。

そんなおばあちゃんがこだわっているコーヒーをいただくのは苦手とかいろいろ言っている場合ではなく、

愛に触れさせていただく気持ちで「いただきます。」


「私いつもこのブレンド豆とこのブレンド豆を二種類買ってきて混ぜるのよ。」と照れながら話していて

テーブルにはkalitaの手挽きミルと、これからブレンドするコーヒ豆が小分けにされていた。


初めて手挽きミルを見た。慣れた手つきで豆をミルに放り込んで、ぐるぐるぐーる。

すごい良い香り。何よりぐるぐる回すのも楽しそう。


ダダ漏れの興味がおばあちゃんにバレて「やってみるかい?」


「やります」


という流れで初めましてのミルの取っ手に手を伸ばす・・・


コーヒーミルをぐるぐるぐると回して自分が頑張った分だけ、

下の引き出しに豆が挽かれた状態で山になっていた。


その感覚に恋をしてしまった。あ、これ絶対美味しいな。

そう確信してしまった。それまでコーヒーが苦手だったくせに。


うまっ!


思わず声に出して言ってしまった。

おばあちゃんはうれしそう。


「だって私のオリジナルブレンドだもの。」


おばあちゃんはニコニコして


「お土産用にまたやるかい?」


コーヒーミルで豆を挽かせてもらった。

あの日飲んだコーヒーの味は忘れない。おばあちゃんのおかげで私はコーヒーが大好きになってしまった。

今でも毎日コーヒー飲んでるよ。



すっかりコーヒーの虜になった私は

コロナ渦でも負けずにカフェをやっている友達からコーヒー豆を買っていた。

少しでも力になれたらなんて思っていたのだけど。

1回の注文で頼めるコーヒー豆には限界がある。どうしたもんか、と考えて

HOUSEDATEのオリジナルブレンドを作って受注販売をすれば、

もっとたくさん豆を買うことができて、力になれるんじゃないか?

そう思ったところから、このコーヒープロジェクトは動き出した。


あの日、お婆ちゃんに入れてもらったコーヒーが美味しいと初めて思ったあの味。

その味を皆様に届けたい。


何度か試行錯誤してやっとのことで完成した。


味は間違いない。友達が焙煎する豆には誰も敵わない。


豆のブレンド具合と、焙煎度はこれでばっちりだ!!

あとはパッケージ。自慢の友達がたくさんいることが自分の誇りです。


せっかくたくさんの人にこのコーヒー豆を届けるんだから、

絵を描いている友達にデザインを依頼して、

その人達の書く絵が素敵だということがみんなに広まったらいいなと思った。


友達は依頼を快く引き受けてくれて、最高なデザインを作ってくれた。



そうそう、HOUSEDATEから出すコーヒー豆の名前なんだけど、


『COSMOS』


です。これは今の時代に必要な「調和」のメッセージを込めました。


こうして大切な大切なパッケージが出来上がり

いろいろな人の元に届いたときにパッケージがかわいいとかインテリアとしてもばっちりとか。

デザインに関して喜んでくれる人が居ることがとても嬉しいです。


自慢の友達をみんなに知ってもらいたい!!


そういうパワーがまた何かにつながっていくことが世界平和につながると思っています。

ここからが始まり。

皆さまからのお問い合わせやコーヒー豆届いたよとか味とか香りとか

何でもいいのでぜひ声を上げてもらえると励みになります。